予断を許さない状況である一方で、自粛が段階的に緩和され徐々に活動の幅が広がってきています。新型コロナの影響で大幅に落ち込んだ業界を盛り上げるためにさまざまなアイデアが出され、よりお得に旅行やお出かけができるチャンスに期待しつつ、まだまだ不安があるのが正直なところ。
とはいえ…多くの方々が「そろそろお出かけしたいな〜」と望んでいると思います。そこで今回の特集は、Ameba公式トップブロガーの皆さんに、状況が落ち着いて行けるようになったら行きたい場所やおすすめの情報などをうかがいます。
後編は「温泉」「グルメ」「写真」の3テーマでお送りします。
【お話を聞いた公式トップブロガー】
おじゃる☆さん
これまでに巡った温泉は750湯! 生まれ故郷の群馬を中心にさまざまな温泉を紹介しています。温泉だけでなく旅館や周辺のグルメ、観光スポット、お土産情報まで細かく丁寧に発信していて、とにかくためになるブログ。
ガデュさん
日本各地のデカ盛り、食べ放題、食べ歩き、B級グルメ情報を迫力満点に発信しているグルメブログ。話題の大食い番組にチャレンジした経験もある強者。YouTubeチャンネル「動く!デカ盛りんぐ」も人気。
姫姐さん
眺めているだけでも“旅気分”になれる、臨場感あふれる美しい写真で綴られた旅行ブログ。うっとりするような名所から思わず二度見してしまうような珍スポットまで、幅広く紹介されているところも魅力。
充実度がアップする+αも魅力的なおすすめ温泉
公式トップブロガー運営局(以下、運営局):旅行といえば温泉! ということで「温泉にいらっしゃい♪」のおじゃる☆さん、これまでに行ってよかった温泉を教えてください。
おじゃる☆さん:たくさんあるのですが、まずは長野県の「花仙庵 仙仁温泉 岩の湯」さんです。
山間の一軒宿で、広大な敷地に客室は19部屋のみ。大自然にたたずむとってもステキな温泉旅館です。
館内には洋風アンティーク調の読書ルーム、ティールーム、ハンモックルームなどがあり、館内散策だけでもまったく飽きません。
お部屋は広くて優雅、接客は温かく丁寧! 専用個室でいただく豪華で美味しいお料理も格別です。
メインの温泉は、滝から川のように流れ出る本格的な洞窟風呂。源泉はアルカリ性の単純泉で、ほのかに硫黄が香る無色透明の柔らかなお湯です。
すべてにおいて一度行ったら虜になること間違いなし! 料金は少々お高めで予約も取りづらいですが、チャンスがあればまた絶対に行きたい温泉宿です。
- 花仙庵 仙仁温泉 岩の湯
- 長野県須坂市大字仁礼3159
- 026-245-2453
おじゃる☆さん:次におすすめしたいのが山形県の銀山温泉。銀山川に沿って歴史ある温泉旅館が建ち並ぶ風景はとても風情があり、とっても美しいです。
銀山温泉は、どの旅館に泊まっても歴史と本物の温泉を堪能できる素晴らしい温泉地ですね。なかでも「能登屋旅館」さんは国の登録有形文化財に指定されていて、外観も内観も歴史と重厚感が漂っています。
銀山温泉には気軽に利用できる共同浴場もあり、足湯やお宿での立ち寄り湯を楽しむこともできますよ。初夏のさくらんぼシーズン、秋の紅葉、そして雪景色の冬と、四季折々に魅力ある銀山温泉は何度行っても感動してしまいます。
- 銀山温泉 能登屋旅館
- 山形県尾花沢市大字銀山新畑446
- 0237-28-2327
運営局:これから夏休みシーズンですので、夏におすすめの温泉も教えてください。
おじゃる☆さん:福島県の飯坂温泉はいかがでしょうか? 私は毎年8月になると福島まで桃を買いに行くのですが、そのついでに共同浴場めぐりと円盤餃子を楽しんでいます。
飯坂温泉の手前は多くの農園直売所が立ち並ぶ“フルーツ街道”になっていて、ジューシーで甘くてフレッシュな桃がとにかく安い(※シーズンやサイズによって異なります)! あまりの安さに、ついつい5~6箱買ってお裾分けしちゃいます(笑)。
飯坂は共同浴場がたくさんあり、観光客でもわずかな料金で入浴することができるんです。ちなみに、飯坂の共同浴場はかなり激熱で、同じく激熱で有名な草津に慣れた群馬出身の私もおどろくほど(笑)。体に負担がかかるので入り方には十分な注意が必要ですが、暑い夏にキリッとした激熱湯にサッと浸かるのは爽快で、私は好きですね。
飯坂温泉共同浴場のシンボルとして地元住民にも観光客にも人気の「鯖湖湯(さばこゆ)」
1967年に現在の場所へ移築される以前から地元の人々を癒してきた「仙気の湯(せんきのゆ)」
温泉のあとは飯坂名物の円盤餃子もお約束。小ぶりでカリカリでとにかく美味いので、飯坂で桃→温泉→円盤餃子を堪能してみてください!
デカ盛りブロガー厳選! シェアしたくなるインパクトグルメ
運営局:円盤餃子の話が出たところで、ご当地グルメについて「デカ盛りんぐ」のガデュさんにお話をうかがいます。家族や仲間とシェアして楽しめるご当地デカ盛り・食べ放題グルメを教えてください!
ガデュさん:まずは麺。デカ盛りの麺といえば、ラーメン、パスタ、焼きそばが主流ですが、僕がおすすめしたいのは「うどん」。なかでも、うどん県=香川県の「長田うどん」さんは地元の方にも愛されている人気店で、味は抜群!
この写真は「たらい大」というメニューで、本場の讃岐うどんをなんと12玉も使用! 家族や仲間とシェアするのにぴったりです。もちろん1人でガッツリいきたい方にも(笑)。
- 長田うどん
- 香川県仲多度郡まんのう町吉野1290-1
- 0877-79-2171
ガデュさん:次は唐揚げ。埼玉県のラーメン店「二代目蝦夷」さんなんですけど、唐揚げが爆売れしているんです。僕も何度行ったかわかりません(笑)。もちろんラーメンも美味しいですが、こだわりのタレで漬け込んだやわらかジューシーな唐揚げは本当におすすめです。 1つ1つが超巨大なうえ、量がハンパない。まさしく唐揚げの山!
ノーマルでも1kg弱、ダブルで約1.5kg、トリプルで約2kg。その上の「男気」はなんと4kgもの唐揚げが予約なしでも注文できて、シェアもお持ち帰りもOKなのがうれしい。お店の方が皆さん元気で、こちらも元気になれる雰囲気も最高です。
- 二代目蝦夷
- 埼玉県川越市小堤15-152
- 049-234-2166
運営局:どちらもすごいインパクト! 子どもから大人まで大好きなメニューなので、みんなでワイワイ楽しめそうです。では、ガデュさんがもう一度食べに行きたいご当地のデカ盛り・食べ放題グルメも教えてください。
ガデュさん:もう一度どころか、何度でも行きたいのは新潟県の「七福食堂」さんです。オムライス、チャーハン、もやしラーメン、定食のごはんすべてが爆盛!
巨大オムライスが有名ですが、定食を「ごはん大盛り」で注文すると2合以上ある漫画盛りごはんがやってくるので要注意。でもそこは新潟。お米が本当に美味しいので、白米好きな方にはたまらないと思います(笑)。もちろん、オムライスやチャーハンのごはんも契約農家の新潟米なので、味も超絶品です。
- 七福食堂
- 新潟県上越市幸町15-28
- 025-524-8653
ガデュさん:あと、僕の地元の長野県にある「ホテルナガノアベニュー」の朝食バイキングもリピートしたいですね。
このホテルの朝食は地元長野の食材にこだわっているのがいいところ。県民のソウルフード、おやきや蕎麦だけでなく、長野県らしい山菜を使った天ぷらや野沢菜料理などなど、地元の食をダイジェストで堪能できる充実ぶりなんです。もちろん美味しく食べきる前提で、食べ放題・盛り放題が楽しめて長野観光にはおすすめですよ!
- ホテルナガノアベニュー
- 長野県長野市南千歳2-8-5
- 026-223-1123
旅行写真は「うまく撮る」よりも「楽しく撮る」
運営局:温泉、宿泊先、グルメなどお出かけの楽しみはたくさんありますが、写真もそのひとつ。現地の雰囲気、水の音や風まで感じさせる臨場感あふれる写真で読む人を楽しませてくれる「いい旅 姫気分」の姫姐さんにお話をうかがいます。
姫姐さんは自粛期間中、「行ったつもりでシリーズ」として美しい写真とともにこれまで訪れた多くのスポットをブログで紹介してくださっていましたね。
ブログ花旅 「行ったつもりであやめまつり」より
姫姐さん:はい。「いつかみんなが安心して旅行に行けるように」という思いで更新していました。
運営局:姫姐さんの撮る写真はキレイなだけでなく、空気感まで伝わってきて見ているだけで本当に行った気分になります。旅先でそのような写真を撮るコツを知りたいのですが…
姫姐さん:技術的なコツというより、心がけだと思います。
私の場合、時期とそのときに見られる(撮影できる)風景を想像して行き先を決めて計画を立てるんです。自然や人の手によってつくられた季節限定の風景、まだ訪れたことのない初めての地、宿泊場所の趣き、街並み、その地域に住む人々など。
私のブログを見てくださっている皆さんに、私が体験したり感じたりしたその場の雰囲気やようすを伝えられるように心がけて撮影しています。
運営局:いい写真を撮るためにはスキルが必要なのでは? と思いがちですが、そうではないのですね。
姫姐さん:写真は旅の思い出を残す方法のひとつですが、写真を撮ることよりも大切なのは、今しかないその瞬間を楽しむこと。その場に溶け込んで楽しんでいると、気がついたら笑顔になっていますよね。たとえば、美味しいものって笑顔にしてくれるし、つい夢中になって写真を撮る前に食べちゃうことってあるじゃないですか(笑)。
上手に写真が撮れなくても、ハッピーな気分で旅ができるならそれが一番! 安心して思いっきり非日常を楽しめるようになってほしいですよね。
運営局:今しかないその瞬間を楽しむ…まさに旅行の原点ですね。最後に、姫姐さんがこれから行きたいところを教えてください。
姫姐さん:昨年末、私がまだ足を踏み入れたことがない地域の関西・四国のフォロワーさんからコメントを通じてオファーをいただきました。今はこういう状況なので年内は難しいかもしれませんが、関西・四国には絶対行きたいです! 初めて訪れる地は、すべてが新鮮で興味深くて感動するもの。ガイドブックに載っている風景が目の前に現れたときなんて、もうアドレナリン出まくりです(笑)。
旅って、行ってからはもちろんですけど、出発前のドキドキ感やプラン作成中の予習も楽しいものですよね。今はその楽しみを満喫しながら、安心して行けるようになる日を待ちたいと思います。
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温泉、グルメ、写真、それぞれについて、公式トップブロガーならではの視点や切り口でお出かけの楽しみ方を教えていただきました。いずれも“行けるようになったら”参考にしたい情報ばかりでしたね。
本当に安心できる状況になったら、これまでの気分を一新するためにも、少し足を延ばしたお出かけを計画してみてはいかがでしょうか?
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